鳴ってくれますように!

時間があれば、笛を吹いている。

いつもいつも、気持ちよく吹いている訳ではない。

むしろ、自分の思うように吹けなくて苦しんでいる方が多いような気がする。

たまに友達の通っている会場に着いていって、そこで練習する時がある。

その会場で笛を吹くと音がよく響く。

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スランプの時など、そこで吹くと音がよく鳴っているような気になって、スランプから脱出することが良くある。

ところが、そこの会場で吹いても、鳴ってくれないとき、もうお手上げ、どうすればいいのかわからない。

笛を持つのが怖くなる。

一昨日その会場で笛が鳴ってくれなかった。

昨日は笛を持てず。今日もまだトラウマで笛を持つのが怖いが、勇気を持って吹いてみようと思う。

どうか鳴ってくれますように!


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吹いてて良かった

和太鼓をしていた頃、月に何度となく出演があった。

太鼓も打っていたが、笛を吹く事が多かった。

忘れられない舞台もいくつかある。

その日の舞台は、老人施設での出演だった。

四十分ぐらいの舞台だったと思う。

少なくても、お年よりが五十人以上はおられた。

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大盛況で皆さん本当に楽しそうに観てくださっていた。

そんな中にあって、ただ一人、演奏が始まってから、一度も顔を上げず下をむいておられる人がいた。

何か辛いことでも有るんだろう。

そんな事を考えながら、太鼓を打ち、笛を吹いていた。

演目も進み、最後の演目になった。

十八番の姫山太鼓。僕は笛。

この演目、途中で笛のソロと大太鼓のかけ合いがある。

その笛を吹いた時、じっと下をむいていた人に向けて「頑張れ!」との思いを込めて音を飛ばした。

すると、そのお年寄りの目から、大粒の涙が、ぼとぼとと流れ落ちた。

笛を吹いてて良かったと思った瞬間でした。

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初めての体験

今年の暮れに芸能集団の舞台に、笛でお手伝いする事になった。

三回ほど稽古に足を運んだが、難しい宿題が与えられた。

舞台で絵本の読み聞かせをするらしい。

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その読み聞かせの、所々で笛を入れて欲しいとの事である。

昨日の稽古で絵本のコピーを貰ってきたが、なかなかいい、お話である。

しかしながら、太鼓のアドリブに笛もアドリブで合わせた事はあるが、読み聞かせに笛を入れるのは初めての体験。

今は、絵本を何度も繰り返し読み、この場面ではどんな音を重ねるか、すでにある曲がいいのか、アドリブでいくか、などなど考え中である。

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何はともあれ、初めての事、大きな期待と少しの不安がいい刺激になっている。

何とか、いいものに仕上がればいいのだが。

続ける事

福原一笛先生の笛の教室に、2カ月ぶりに足を運びました。

今回も合同レッスンに参加しました。

私達の前に、初心者を対象にした、お稽古がありました。

初心者のお稽古が終了し、小学生くらいの生徒さんに先生が「毎日五分でいいから、吹いてね。」と声をかけておられた。

毎日五分。僕も笛を始めた頃、親父に言われた。

誰でも簡単に実行出来そうに思う。ところがどっこい毎日続けることがどれだけ大変か。

音が鳴りだした頃、次に簡単な曲が吹けだした頃、その頃が一番楽しくて、時間も忘れて吹いている。

そのうち飽きてくる、そんな頃に、先生のお稽古がある、新しい課題が与えられ、またひとりで笛を持つ。

その繰り返しで、何ヶ月、何年と過ぎていくうちに、ふるいにかけられ、色んな理由をつけて笛を手ばなす人が出てくる。

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一つの事を何年、何十年と、続けることがどれだけ大変で素晴らしいことか。

毎日五分、今の僕には正直大変です。

「稽古とは一より習い十を知り十よりかへるもとのその一」


その道に!

「その道に入らんと思う心こそ我が身ながらの師匠なりけれ。」

千利休の残した言葉らしい。

昔、職場の上司に、華道の凄い先生がおられて、その上司に教えていただいた言葉です。

やる気に勝る師匠なし。その事をやろうと思う心が師匠である。

そんな意味かと思います。

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笛を吹いていて本当に大切にしている言葉です。

幾度となく、壁があったし、スランプもあった。

笛を吹くのが嫌にもなるし、なんで笛なんか始めたんやろうなんて、思うこともあった。

そんな時こそ、自分の心に問いただす。どんな音を出したいんだろう?どんな風に吹きたいんだろう?

その答えを問う心が師匠である。

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活かし所

今、学んでいる笛の先生は、古典の長唄。
篠笛の独奏曲。唱歌。クラシック。歌謡曲まで、吹けない曲はないのかというくらい多彩である。

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しかしながら、福原流の笛の基本に対しては絶対に譲らない、ガンとしたものをもっておられる。

笛の舞台を二時間近くやりきろうとすれば古典はもちろん、クラシックからルパンのテーマまで何でもありの、エンターテインメントが必要なのだろう。

ところが僕はといえば、先生のような力は逆立ちしても有り得ない。

今、僕の笛を活かすのは、和太鼓の舞台で笛を入れる事かと思う。

和太鼓の大音量と重低音、それに対する笛の静けさと空をさく高音。

和太鼓の力を借りれば、笛の良さが引き出され舞台をつとめることが可能であると信じる。

以前、お世話になっていた、太鼓を中心にした芸能集団から年末の舞台に笛で手伝いをと、お誘いがあった。

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福原流の笛の門を叩いて二年余り。そこで学んだ事がどんな音になって表現出来るか少し楽しみである。

笛の原点

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親父は十代の頃から、僕が知る限り、七十歳を超える頃まで、笛を吹いていたと思う。

昔から伝わる、地元の獅子舞の笛なので、ドレミ調ではなく、古典調の笛だった。

親父は声が悪かったので、歌は得意ではなかったが、楽器には興味があったらしい。

いくら興味があるといっても、家が貧乏で楽器を買って貰うなんて、夢のまた夢であったようです。

そんな親父にとって、篠笛は、竹を切って来て穴を開けるだけの、夢の楽器であったはずである。

古典調だったので、獅子舞の笛しか吹けなかったが、夜になれば河原の土手でひとり毎日が祭りだったという。

家が貧しく、日々の辛い労働を笛を吹くことで乗り越えてきた。

一流の笛師が作った笛を何本も買って、これまた一流の先生に習いに行っている、僕などとは、笛に対する原点が違う。

親父が吹いている笛を録音していなかったのが、今となっては、残念でならない。

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交流会

全国から笛仲間を集めた交流会が以前行われた。

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関東の方に、横笛研究会というのがあって、そこの会員の方も何人か参加されていた。

研究会は月一ぐらい集まって、笛を吹く。作る。勉強する。などの活動を今も行っているようです。

僕も笛が好きなもんで、いろいろ勉強もしたし、プロのCDも数枚もっている。

ユーチューブもたまに見ている。

横笛研究会の人は、流石に良く勉強もしていて、僕の知らない事もいろいろ教えて下さった。

なかでも興味があったのは、笛を吹くのは当然好きなんだけど、ほとんどの人は、自分の笛は自分で作っているということ。

篠笛にとどまらず、能管や龍笛まで自分で作っている。

篠笛にいたっては、笛の表面に貝殻の、かけらを埋め込み、漆で固めて、磨きだして、笛というより工芸品のようなものまで見せてもらった。

その人達がいうには、自分で吹く笛は自分で作るようになる。

その時、僕は言った。

笛を作る時間があれば、その時間を、吹くのにまわすと。

その代わり、作り手は納得のいく笛師を自分で選ぶ。

今良く使っている笛は、朗童と丸山かな。

何はともあれ、同じ興味のあることを、追い続けている人達と交流する事は本当に刺激になる。

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テレビドラマ、男はつらいよ

録画していた、番組を見た。

「男はつらいよ」のテレビドラマ編の誕生秘話と、第1回と最終回を放送した。

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男はつらいよが最初テレビドラマだったのは僕も少し記憶にある。

誕生秘話では山田洋次監督とテレビドラマでの、さくら役の長山藍子さんの対談があった。

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最終回では、寅さん、ハブを捕まえて一儲けしようと、奄美大島へ行き、ハブに噛まれて死んでしまう。

テレビで寅さんが死んでしまいドラマが終わった後、テレビ局にもの凄い抗議が、殺到したらしい。

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それで仕方なく、寅さんを映画で復活させたと言うことらしい。

それが、日本を代表する映画になったということである。

日本の音

最近の篠笛は、西洋楽器と合わせる為に、ドレミ調に調律してある笛が主流に
なってきている。

どんな曲(明治以降、日本に入ってきた)でも吹けるので、重宝しているし、僕も使っている。

しかしながら、明治以降、日本に入ってきた西洋音階、ドレミ調では満足出来ない自分がいる。

先祖代々、日本人が伝えてきた、和の音階を懐かしく、心震わす自分がいる。

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雅楽の龍笛(大昔、中国から伝わった笛)や能管。神楽に使われた古典調の笛。伝統の祭り囃子の笛。

それらの和の音階に心ひかれる。

最近は篠笛でピアノやバイオリンと合わせて洋楽を演奏するのをよくみかける。

僕の頭が古いのかもしれないが、ピアノやバイオリンと合わせるなら、篠笛でなく、フルートでいいではないか、なんて思ってしまう。

篠笛を吹くなら、三味線、鼓、太鼓、などと合わせたいと思うのは僕だけでしょうか。

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上手く表現出来ないが、こんな時代だからこそ、日本の音にこだわり、大切にしていきたいと思う、今日この頃です。

プロフィール

とんまろう

Author:とんまろう
好きなもの:盆栽や笛、腹いっぱい食べること、寅さん、都はるみ、中島みゆき。

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