今声を上げなければ

毎日、暑い日が続いているが、この暑い日が過ぎて、実りの季節が訪れる頃、播州では各地で秋祭りが行われる。

私の地元でも伝統の獅子舞が、家々をまわり、お宮では11種類の舞いが奉納される。

私も練習を含め、約1ヶ月大好きな笛でお手伝いさせていただく。

平和ですね。でもちょっと待って。

当たりまえのように思われている平和が、今から七十年前は当たりまえではなかった。

祭りはおろか、文化、スポーツ、芸能、全てにおいて、「欲しがりません、勝つまでは」と言わされ、中止、または利用されてきた。

今の政府の行動を見ていると私達の先祖が経験してきた、戦前にどこか似ている。

自衛隊を軍隊にすり替え、マスコミを黙らせ、今私達が声を上げなければどうなるだろう?

平和の反対は戦争。

その戦争に行くのは、伝統文化を次の時代に受け継いでいく大切な若者たち。

そんな時代は絶対に繰り返してはならないと声を大にして言いたい。

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天下一品

ここで言う、天下一品とはラーメン屋の名前である。

三十年以上前、京都で仕事をしていた頃、天下一品はまだ京都にしかなかった。

僕の通っていた店は西大路九条にあった。

こってりラーメンの走りだったと思う。

先輩に何度か連れて行かれ、はじめの頃は少し味に抵抗があったが、いつの頃か、僕のなかでは、ラーメンと言えば、天下一品になっていた。

職場が大阪に変わり、天下一品のラーメンが恋しくなっていた頃、天下一品を見つけた。

時期を同じくして、大阪に進出していた。

嬉しくて飛び込んだ。しかしそこで出されたラーメンは、天下一品とは似ても似つかぬ味だった。

店長を呼び出し、なんで、こんな味にしてしまったか問いただした。

店長いわく、あの味は大阪では受けないという。

僕は必死に訴えた。あの味は癖があるので、最初は敬遠されるかもしれないが、何度か食べると、やみつきになるんや。

絶対あの味で勝負せなあかん、必ず、売れると。

数日後、その店に行くと、天下一品の味が復活していた。

店長に、この味や、この味を絶対変えたらあかんでとコンコンと訴えた。店長は頷いてくれた。

また職場が転勤になり、姫路に帰ってきた。

天下一品のラーメンが、恋しい!

そんな頃、姫路にも天下一品が進出してきた。

幸せ者である。久しぶりに食べた、この味、涙が出るほど嬉しかった。

色んなラーメンを食べたが、僕には、ラーメンと言えば、やっぱり天下一品である。

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息が続かない!

一昨日、太鼓の稽古に笛で参加した。

稽古は舞台を借りて行っている。

「屋台囃子」の合わせをしたが、構成で太鼓の音が止み笛だけで、佐渡おけさが入る場面がある。

太鼓と合わせる囃子の部分では太鼓に合わせ、思いっきり吹く。

佐渡おけさに入ると、一転、雰囲気をガラリと変える。

ところが、どうしたことか、佐渡おけさを吹くと、息が続かない。

最近は家など狭いところで吹くことが多い。

広い舞台で吹くと、笛一本になったとき、音が散ってしまい、出ていないように思い込み、変な所に力が入ってしまっているように思う。

それと、太鼓の音が止んだとき、ここで聞かせねば、との助平根性から、やっぱり力んでいるように思う。

ほんのちょっとした事が、まるまま出てしまう。今更ながら、笛は恐ろしい。

平常心につきる。

残り、数ヶ月、課題は少なからずあるが、何とか克服していこうと思う。

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蝶よ花よも息一つ、その息勝負のわしら笛吹き!   菜花

英雄になった夏

テレビで忘れられない夏、と言う事で、出演者達が、若い頃の思い出を語っておられた。

それを見ていて、自分の、忘れられない夏を思い出していた。

やっぱり、子供の頃の思い出になってしまう。

僕の忘れられない夏は、確か小学校六年生だったと思う、夏休みに母親の里に遊びに行った時のことです。

その夏は1ヶ月近く泊まりこんだ。

母親の里は大変、田舎で、虫取りにはまっていた。

カブト虫である。カブト虫の取れる木は決まっていた。

河原の近くにある、蜜の出ている、くぬぎの木である。

毎朝、三時頃に起きて、その場所に行く。

懐中電灯で木を照らすと三匹、五匹と、カブト虫が止まっている。

小学生の頃のカブト虫といえば、今では、金銀財宝に匹敵するぐらい、貴重に思えた。

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この一夏で五十匹ぐらいは取れたと思う。

財閥にでもなった気分である。

実家に帰った僕は、数人の友達にカブト虫を分けてあげた。

その夏の僕は、まさに英雄であった。



心をまねる。

月に一度通っている、福原一笛先生の笛の稽古、ボイスレコーダーにいくつか録音している。

仕事の休みの日、喫茶店でモーニングをしながら過去に録音したものを聞きなおしています。

先生、こんな大事な、そして素晴らしい事を喋っておられたんだ。

そんな思いで聴いています。

過去に先生、こんな事を言っておられる。

先生が師匠の所に通っていた頃、師匠は自分の物まねをされるのが一番辛いと。

師匠は常に、自分の心、曲の心を、まねしてほしいと。

僕はまだ先生の心をまねて笛を吹く、そんな域には、ほど遠いが、笛に対する姿勢は学びたいと常々思っています。

それが、しいては先生の心をまねる事につながるんでしょうか?

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笛でお手伝い。

11月に行う、芸能集団の舞台に笛でお手伝いする事になりました。

笛の入る演目がほぼ決定しました。

「屋台囃子」埼玉県秩父市に伝わる、お囃子で国の無形文化財に指定されています。

「姫山太鼓」民謡集団、鯱が創作し、篠笛奏者、高野巧氏が笛などを入れ、発展させた、播州を代表する演目。

「絵本の読み聞かせ」花さき山、という絵本に、効果音として笛を入れる。

「大太鼓と笛」出たとこ勝負のアドリブ。

屋台囃子と姫山太鼓については何度となく演奏している。

読み聞かせは、何回か合わせをして骨格は出来てきている。

面白いのは、大太鼓と笛、いくらかは、合わせをするとは思うが、その日の気分や会場の空気で、どんは演奏になるやら?

残り数ヶ月、全ての演目が、より良いものに仕上がっていけばと思います。

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自分のスタイル

一人で笛を吹いているとある程度パターンがあります。

基本的に心が、急いている時に笛を持つ事はありません。

今から吹くと心を決めて、根性入れて笛を持たなければ、ろくな結果になりません。

家で吹く時は正座で吹きます。

呂の音(低い音)を二、三音。次に甲の音(高い音)を二、三音、竹調べ。

これだけ吹けば、その日の調子がほぼ、分かります。

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しばらく吹いて、少し時間をおいて、いざ本番、調子のいい日は続けて、色んな曲を吹きます。

そして、さっさと笛を片付けてしまいます。

辛いのは調子の悪い日、上手く吹けなかった所を、部分的に練習します。

そして、笛を手放して、時間をあけます。

今日は調子が悪いということを忘れる位、時間をあけて、心を入れ替えて笛を持ち直します。

調子の悪い時は、これの繰り返し。

従って調子の悪い時ほど長い時間、練習しています。

友達に話すと、調子が悪い時こそ、今日はだめと、あきらめて、さっさと止めてしまえば良いのにと言われます。

それが出来ればどれだけ楽か。

でも、これが自分のスタイルだと決めて、いままでやってきました、苦しくても変える気はないです。

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守るものと目指すもの。

篠笛を吹いていて大切にしたい笛は、地元の獅子舞の笛です。

何百年と受け継がれた伝統を、次の世代に引き継ぎたい。

僕はただ、淡々と吹いていればいい。

必ず、追いつけ、追い越せ、と若者がでてくると信じる。

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大切にしているとは別に、今一番、興味のある笛は、人間国宝、寶山左衛門が目指した笛である。

篠笛入門の本に書いておられる言葉を引用させていただきます。

「柔らかく細く美しい音色のなかにもそこはかとない哀愁を帯びた笛の音。そうした篠笛本来の美しい響きを損わずに大切に生かす吹き方を心がけたいものです。日本画の大家と呼ばれる方々の絵はこのうえもなく精緻に描かれていますが、しかしそのなかには無駄な線がただの一筆もありません。篠笛も同じことです。無駄な装飾音をむやみに使わずに、曲に忠実に素直に吹くと、一幅の墨絵のような上品な味わいが生まれます。」

福原流の笛の極意のように聞こえます。

獅子舞のお囃子の、両極端の笛のように思います。

地元の笛を大切にしながらも、一幅の墨絵のような笛を目指して行きたいものです。

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僕には常に笛があった。

自分の非日常を徒然なるままに書いていこうとブログを始めたが、気づいてみれば、ほとんどが、笛の話しで五十話を越えた。

日々において、どれほど笛の事を考えて暮らしているか、今更ながら思い知らされる。

稽古をしていても、上手く鳴ってくれなくて、苦しんでいる事も多いが、笛に取り憑かれてしまって、離れる事が出来ない。

それでも、先生のレッスンや舞台をつとめることが刺激になって今も、笛を吹いている。

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楽しい時、辛い時、自分には、常に笛があった。笛を吹いていて良かった。

もっともっと笛を吹いて、一音に磨きをかけて、そのつど感じた事を、ブログに上げていけたらと思います。

信じて頑張ります。

昨日、太鼓の練習に参加した。

舞台で本の読み聞かせに、笛を入れる練習をした。

家に居るときも練習出来るようにボイスレコーダーを持って行き、朗読を録音した。

何度か合わせをしたが、だいぶ変更もあった。

練習の合間に太鼓のレッスンも見学した。

若い子たちが日に日に上達しているように見える。

僕の笛も若い頃はそうだったんだろうか?

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今は歳もとり若い頃のように、新しい事を次々に覚えることは苦手になっているが、この歳でしか出せない音色が有るはず。

そんな事を信じて、今回の課題を何とか、良いものに仕上げて行きたいと、自分を奮い立たせています。


プロフィール

とんまろう

Author:とんまろう
好きなもの:盆栽や笛、腹いっぱい食べること、寅さん、都はるみ、中島みゆき。

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