父親偉大也!

私の笛の原点は父親であります。

父親が獅子舞で笛を吹いていなかったら、今の僕の笛は有り得無い。

30年近く前、僕が獅子舞を始めた頃、当時の自治会長が僕に言った。

お前の親父は笛の名人じゃ、と。

今、思い返せば父親の笛はゴリラのような指でありながら、本当に繊細な指打ちをしていた。

笛を始めた時、先輩に言われた。

誰か一人でいい、ライバルを作っとけ、それが上達の近道や!

僕のライバルは笛を始めた時から決まってた。

父親の笛を越えてやる!

笛を始めて30年、僕は父親の笛を越えたんだろうか?

若い頃は何度となく父親を越えたと思った。

今思う、僕はある一点で絶対に父親を越える事は不可能であると。

僕の笛と父親の笛は原点が違う。

父親は家が貧乏で、家族を支える為に働いた。

家が貧しくて楽器など買うに買えない。

河原の土手に生えている篠竹を切ってきて、自分で作れる篠笛は父親にとっては夢の楽器だったと思う。

一日の労働が終わり夜、河原で何もかも忘れて一心不乱で吹いていたという。

笛持てば一年中祭りよ!

父親の口癖であった。

一本、何万円もする有名な笛師が作った笛を何本もぶら下げて。

全国でも有名な師匠に高いお金を払い。

僕は笛を30年やってます?

原点、始まりが違う!

僕には父親の笛の音は絶対に出せない。

これが事実です。

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